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野狐喫茶の楓ちゃん

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 先日、喫茶店【野狐喫茶】を開業した野狐の楓じゃ。

 親しみを込めて「楓ちゃん」と呼んでもらって構わないのじゃ。

 さて、今回はわっちがなぜ喫茶店を始めるに至ったのかを話すとするのじゃ。

 それはある日突然舞い降りた幸運がきっかけじゃった。

 端的に言うと当たったのじゃ、すぽーつくじが。しかも大きいやつじゃった。きゃりーおーばーもしておった。

 かくして大金を手にしたわっちは考えたのじゃ。

 この金どうしよう、と。

 まず浮かんだのは、この金で人生ならぬ狐生を謳歌しよう、じゃった。

 だが、わっちはすぐにそれを脚下した。

 人間ならいざ知らず、野狐で妖狐のわっちの寿命は長い。かなりの大金なのは認めるが狐生を満たすには心もとない金額じゃと思ったのじゃ。

 そこで考えたのが、店でも始めるか、じゃった。

 何処ぞのじじい曰くの「授人以魚 不如授人以漁」みたいなやつで、一時の満腹のために金を浪費するのではなく、金を稼ぐ元手にこの金を使おうと思ったわけじゃ。

 ふふん、どうじゃ? けっこう賢いじゃろ。まあ、わっちは出来る狐じゃからな、出来る狐じゃからな。

 で、喫茶店を開くことにしたわけじゃ。

 ん?

 なぜ店は店でも喫茶店を選んだのか、じゃと?

 それは……まあアレよ……。

 なんとなくじゃ!

 なんとなくグダグ……まいぺーすで金稼げるかな、と思ったのじゃ。

 いや、別に喫茶店経営をナメてるとか、そういうのはないからな。

 アレよ、アレ……天啓! そう天啓的なやつじゃよ。ピピッと来たね、天啓。

 それにじゃ、わっちてば、きゅーと な れでぃー じゃから集客には困らんと思うし、けっこう向いてると思うのじゃよね。

 無謀ってわけでもないので厳しいツッコミは無しにしてほしいのじゃ。

 ま、でも――――

 かくいうわっちがこんな話しとるのは、店に客が一人も居らずに暇してるからだったりするんじゃけどな。

 おかしいな〜、なんで暇なんじゃろうな〜、きゅーとなわっちがおるのにな〜。
 
 

※これはフィクションです。
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